Search Engine

クエリ仕様

基本的にはF# のシグネチャと同じです。FSharpApiSearchの拡張のみ詳細を説明します。 また、>はFSharpApiSearch.Console.exeをインタラクティブモードで起動したときのプロンプトです。

検索可能なAPI

API

クエリ例

モジュールの関数と値

int -> string

レコード、構造体のフィールド

Ref<'a> => 'a

判別共用体

'a -> Option<'a>

メソッド、プロパティ

'a list -> int
'a list => int

コンストラクタ

Uri : _
Uri.new : _
Uri..ctor : _

名前 (関数名、メソッド名等)

head : 'a list -> 'a

アクティブパターン

(||) : ... -> Expr -> ?

型、型略称、モジュール

List<'T>

コンピュテーション式

{ let! } : Async<'T>

名前検索

名前で検索するにはname : signatureと書きます。シグネチャを指定しない場合は、シグネチャ部分に_を指定します。

> id : 'a -> 'a
Microsoft.FSharp.Core.Operators.id: 'T -> 'T, module value, FSharp.Core

> choose : _
Microsoft.FSharp.Collections.Array.Parallel.choose: ('T -> option<'U>) -> 'T[] -> 'U[], module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Collections.Array.choose: ('T -> option<'U>) -> 'T[] -> 'U[], module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Collections.List.choose: ('T -> option<'U>) -> list<'T> -> list<'U>, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Collections.Seq.choose: ('T -> option<'U>) -> seq<'T> -> seq<'U>, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Control.Event.choose: ('T -> option<'U>) -> IEvent<'Del, 'T> -> IEvent<'U>, module value, FSharp.Core
  when 'Del : delegate and 'Del :> Delegate
Microsoft.FSharp.Control.Observable.choose: ('T -> option<'U>) -> IObservable<'T> -> IObservable<'U>, module value, FSharp.Core

アスタリスク(*)を使用すると部分一致検索ができます。 例えば、FSharp.Core.String.* : _FSharp.Core.Stringモジュールの全てのAPIを表示します。

> FSharp.Core.String.* : _
Microsoft.FSharp.Core.String.collect: (char -> string) -> string -> string, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Core.String.concat: string -> seq<string> -> string, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Core.String.exists: (char -> bool) -> string -> bool, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Core.String.filter: (char -> bool) -> string -> string, module value, FSharp.Core
...

ワイルドカード

通常、'aなどの型変数とintなどの型名はマッチしません。 しかし、どちらのケースもまとめて検索したい場合があります。 このような場合に、ワイルドカード?が使えます。

> ? -> list<?> -> ?
Microsoft.FSharp.Collections.List.append: list<'T> -> list<'T> -> list<'T>, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Collections.List.averageBy: ('T -> 'U) -> list<'T> -> 'U, module value, FSharp.Core
  when 'U : (static member op_Addition : 'U * 'U -> 'U) and 'U : (static member DivideByInt : 'U * int -> 'U) and 'U : (static member get_Zero : unit -> 'U)
Microsoft.FSharp.Collections.List.choose: ('T -> option<'U>) -> list<'T> -> list<'U>, module value, FSharp.Core
Microsoft.FSharp.Collections.List.chunkBySize: int -> list<'T> -> list<list<'T>>, module value, FSharp.Core
...

また、ワイルドカードに名前を付けることで、同じ名前を持つワイルドカードの位置には同一の型名が入るという条件を追加できます。 例えば、? -> ?は以下のすべての関数にマッチします。

しかし、?a -> ?aのように名前を付けると、上の例では'a -> intint -> stringにはマッチしなくなります。

メンバ検索

インスタンスメンバ

インスタンスメンバを検索するにはreceiver -> signatureと書きます。

メソッドを検索する場合はreceiver -> arg -> returnTypeと書きます。

多引数のメソッドを検索するにはreceiver -> arg1 -> arg2 -> returnTypeまたはreceiver -> arg1 * arg2 -> returnTypeと書きます。 通常ではメソッドの引数がタプル形式(arg1 * arg2)とカリー化形式(arg1 -> arg2)を区別せずに検索します。 引数の形式を区別して検索したい場合はignore-param-styleオプションを無効にします。

プロパティを検索する場合はreceiver -> propertyTypeと書きます。 インデックス付きプロパティはreceiver -> index -> propertyTypeと書きます。

receiver -> signature形式の検索ではインスタンスメンバと関数の両方を検索範囲としますが、 receiversignatureの区切りに->ではなく=>を使用すると、検索範囲をインスタンスメンバに限定できます。

=>を使ったインスタンスメンバ限定の検索には次の特別規則があります。

  1. arg -> receiver -> returnType という形式の関数にマッチします。
  2. 引数なし(プロパティ)の検索(receiver => propertyType)は、receiver => unit -> propertyTypeという形式のインスタンスメソッドともマッチします。

例は次の通りです。

> string => int
System.String.Length: int, instance property with get, mscorlib
Microsoft.FSharp.Core.String.length: string -> int, module value, FSharp.Core
System.String.GetHashCode: unit -> int, instance method, mscorlib

System.String.Lengthintを返すプロパティなのでマッチしていますが、 それに加えてMicrosoft.FSharp.Core.String.lengthもマッチしています。 これは、特別規則1に該当するため返されています。

また、System.String.GetHashCodeは特別規則2に該当するため返されています。

静的メンバ

モジュール内の値や関数と同じクエリで検索できます。多引数メソッドはインスタンスメソッドと同様にarg1 -> arg2 -> returnTypeまたはarg1 * arg2 -> returnTypeと書きます。

アクティブパターン

アクティブパターンを検索するには(||) : (args ->) inputType -> returnTypeと書きます。 パーシャルアクティブパターンを検索する場合は(|_|) : (args ->) inputType -> returnTypeと書きます。

inputTypeの部分にはアクティブパターンで扱う型を指定します。例えば、Exprに対するアクティブパターンを検索したい場合は(||) : ... -> Expr -> ?と書きます。

argsの部分にはアクティブパターンの引数を指定します。 引数があるアクティブパターンを検索したい場合は(||) : arg1 -> arg2 -> inputType -> returnTypeと書きます。 引数が無いアクティブパターンを検索したい場合は(||) : inputType -> returnTypeと書きます。 引数の有無を区別せず検索する場合は引数部分に...というキーワードを用いて、(||) : ... -> inputType -> returnTypeと書きます。

retyrnTypeの部分にはアクティブパターンの実態である関数が返す型を指定します。 アクティブパターン関数の戻り値は、ケースが1つ、複数、パーシャルアクティブパターンそれぞれで異なります。 対応する任意の型、option<_>Choice<_,...,_>を指定して下さい。 通常はワイルドカード(?)を使うことをお勧めします。

コンピュテーション式

コンピュテーション式を検索するには{ syntax } : typeと書きます。指定した構文と型を扱えるビルダーを検索します。

syntaxにはlet!yieldyield!returnreturn!useuse!if/thenforwhiletry/withtry/finallyと任意のカスタムオペレーション名を指定できます。 syntaxを複数指定する場合は;で区切り、{ s1; s2 } : typeと書きます。

検索オプション

respect-name-differenceオプション

respect-name-differenceオプションが有効の場合は、クエリ中の異なる型変数や名前付きワイルドカードの名前の違いを検索に反映します。 異なる名前同士は同じ型にマッチしません。 例えば、?a -> ?aというクエリはint -> intというシグネチャにマッチしますが、?a -> ?bというクエリはint -> intにマッチしません。

このオプションに無効にした場合は、?a -> ?bというクエリでint -> intにマッチします。

greedy-matchingオプション

greedy-matchingオプションが有効の場合は、型変数と他の型がそれぞれマッチするようになり、一致度が高い順に並び替えられて表示されます。 また、検索に型制約が考慮されるようになります。

ignore-param-styleオプション

関数、メソッドの引数の形式には、カリー化形式(arg1 -> arg2 -> returnType)とタプル形式(arg1 * arg2 -> returnType)の2種類があります。 ignore-param-styleオプションが有効の場合は、カリー化形式とタプル形式を無視してマッチします。

ignore-caseオプション

ignore-caseオプションが有効の場合は、API名、型名とのマッチング時に大文字と小文字を区別しません。

swap-orderオプション

swap-orderオプションが有効の場合は、引数とタプルの順番を入れ替えて検索します。 例えば、a -> b -> cというクエリでb -> a -> cにマッチします。

complementオプション

complementオプションが有効の場合は、不足している引数とタプルの要素を補完して検索します。 例えば、a * cというクエリでa * b * cにマッチします。

xmldocオプション

xmldocオプションが有効の場合は、検索結果にXMLドキュメントを表示します。

FSharp.Compiler.Service の制限により対応できないAPI